成蹊高校コース

成蹊高校の生徒の皆さんは文系理系問わず、外部への進学を意識されている方が多いかと思います。伴塾では指定校推薦・一般受験ともに豊富な経験をもつ講師が指導にあたります。

以下、成蹊高校に在籍経験のある講師が執筆した日常学習と定期考査のポイントです。ぜひ参考にしてみてください。

「数学」
成蹊高校の数学は授業で扱ったことに加え、その応用まで出題されるのが特徴です。学年が上がるにつれてその特徴が顕著になるため、表面上の理解だけではなく、問われていることの根本を理解する必要があります。 1年生からクラス分けされ、学習速度や難易度もクラスによって全く異なるため、特に低いレベルの生徒は受験レベルまで達するための自己学習が必要となります。
1年生は文系理系問わず同じ授業を受け、2年生から数3の必要の有無で授業内容が変わります。3年になると、どのクラスであっても演習が始まるため、学習を定着をさせるために予習・復習がさらに重要になります。事前に授業中に扱う問題が予告されるため、予習ではその問題を試行錯誤して考えることが求められます。復習は、授業中に解説された問題を繰り返し解き、試験で出題される類題にも対応できなければなりません。出題は過去問通りではないため、しっかりとした学習が必要です。

「物理」
 成蹊高校では、1年生は文系理系問わず授業がありますが、2年生以降はコースによって授業の有無が異なります。
 成蹊高校の物理の授業は公式の導出などを中心に展開され、受験の際に出題されるような問題は授業では多く扱われません。そのため、問題を解けるようになるためには自主学習でアウトプットを行う必要があります。学校で「セミナー物理基礎+物理」が配布され、課題として出されることはありませんが、演習を行う際に活用できます。この問題集は基礎から発展まで幅広いレベルの問題が扱われているため、受験を考えている方には非常に有用です。
 どの先生方もテストでは公式の導出をはじめとする基礎の部分はほとんど出題せず、「セミナー物理基礎+物理」の類題が出題されることが多いです。授業で扱ったものを固めるだけでは点数に繋がりづらいため、どの問題にも対応できる応用力が必要となります。

「化学」
  成蹊高校では、1年生は文系理系問わず授業がありますが、2年生以降はコースによって授業の有無が異なります。
 成蹊高校では理論化学、有機化学、無機化学の順番で学習します。最後に学習する無機化学は最後まで講義が行われ、受験で化学を使う生徒からすると進度が非常に遅いです。特に無機化学は学校で学習を始める前から自分で学習しなければなりません。
 成蹊高校の化学は、先生によって授業の展開のされ方が異なります。反応などが起こるメカニズムを追求する先生や問題演習を授業中に多く扱う先生など本当に様々です。しかしどの先生であっても、定期テストでは配布されずにる「セミナー化学基礎+化学」から出題されるため、この参考書をやることに変わりはありません。問題は基本的なもの中心であるため、基礎を徹底的に仕上げる必要があります。

「倫理」
 成蹊高校では倫理は3年生時に開講されます。特徴的なのは、授業の本質を理解せずに単語を単純に暗記するような勉強では高い点数を取ることができないことです。担当教員によって試験問題は異なりますが、出題される問題の中には予告される問題があります。授業中に学習したことを長文でどのように書くかを事前に準備させるため、単純な暗記の作業だけでは高得点は取れません。疑問点を残さず、理解を深めることが重要であり、流れを抑えながらの学習を行うことが、試験で高得点を取るための一番の近道です。

「日本史・世界史」
 成蹊高校では、2年生までは文系理系問わず日本史・世界史を学習し、3年生になると文系の生徒のみが受講することになります。
 試験内容は一般的に問われる内容が中心であり、問題も単語や記述問題で、大きな特徴はありません。しかし流れを抑えながら学習しなければ記述問題で高評価は見込めないため、単なる暗記作業を行うだけでは良い得点には繋がりません。特に受験で日本史や世界史を使う生徒は早い段階から対策を行うことで、定期テストだけではなく受験勉強で高得点を取ることにも繋がります。

「現代文」
 成蹊高校では、卒業まで全員が現代文の授業を受けます。
 テスト問題の構成の特徴として、全クラス共通の40点分の試験が毎回出題され、残りの60点分が担当教師のオリジナルの問題になります。
 共通問題の40点は初見の文章30点分と文学史10点分から構成されます。初見の文章に関しては対策は難しいですが、文学史に関しては対策をすれば満点を狙える部分です。
 60点分のオリジナルの問題に関しては、担当教師により特徴が少し異なりますが、ほとんどの先生が短い記述の問題中心に出題します。板書に書かれていないことまで出題されるため、授業中は先生が口で言ったことも含めてメモを取るのが適切です。

「古典」
 成蹊高校では、2年生までは文系理系問わず古典を受講する必要があります。
 毎回ではありませんが、基本的には定期テスト問題の構成は全クラス共通の30点分と、担当教師のオリジナルの問題の70点分で構成されます。全クラス共通の問題は初見の文章が問題文になるため、これといった対策はできません。しかし、オリジナルの問題はどの先生も基本的なことを問うため、ノートを見返してしっかりと復習すれば高得点が見込めます。

「情報」
 成蹊高校では、情報の成績をつける際にはテストの点数だけでなく、授業中に科される課題や宿題の提出状況も大きく成績を左右します。
 テストは学年共通問題と担当教師のオリジナルの問題の2つから構成され、配点比率は1:1です。学年共通問題は記号問題ですが、オリジナルの問題は単語や記述問題が出題されます。配布される教科書を読んだ上で問題集を解く勉強法がおすすめです。
 課題は難しいものが多く、全ての生徒が解けるわけではありません。誰も間違えないところでミスをせず、できる部分を確実に行えば良い評価が付きます。

「生物」
 成蹊高校は、3年生ではコースによって履修の有無が異なりますが、2年生までは文系理系問わずクラスで同じ授業をうけます。
 成蹊高校では、生物の授業は教科書に則って授業が進められることは多くありません。担当教師が授業の展開の仕方を決めるため、問題の特徴は教師ごとに変わります。どの教師にも共通していることは、試験の対策をする際には授業で行ったことを徹底的に復習することです。教科書に記載されていないことも多く学びますが、書かれていないからといって勉強しないのではなく、満遍なく復習することで得点につながります。深い部分まで学習するため、疑問点が残りがちになりますが、先生に聞くなどして内容の理解に努める必要があります。

このように、伴塾では教科ごとの対策を熟知した講師が、日常学習から大学進学までをサポートします。
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